トランペット・コルネットのチューニング管が動かなくなった!・・対策

しばらく使わなかったトランペットやコルネットを
久しぶりに取り出して使おうとすると
やや!チューニング管が動かないぞ!!!
押しても引いても動かない・・・

精密なスパナを作りる必要があります。
必要な道具を持たない人や、不器用な人はマネをしないように
万が一それで大切な楽器を壊しても
当サイトでは責任を持ちません。

チューニング管が動かないときに、
注意深くスライド部分を指でつまみ
反対の手でチューニング管を少し押し引きする
すると、わずかだが
上下どちらかはまだ動いていて
片方がビクともしない・・という感触がする
多分、下側が動かないのがほとんどだろう
だって水分は下に溜まるから・・・
こんな時はムリをせず、工具を作ろう
だいたい、チューニング管の内管の直径12.6mm
外管の直径は13.5mm位だから
外管の肉厚は0.5mmという事になる。
そこで、精密な「内のりが12.6mm」の
スパナを2本作る
写真のような安っぽい12mmくらいのスパナは
そこら辺に転がってるでしょ。
この内側を少しづつサンダーで削り取る
角が
ダレてはいけない
また、精密に仕上げる必要があるので
ノギスを持っていない人はムリ
無理なく、ガタツキなく内管にはまる様になったら
写真の様に2本とも
動かない方の内管にあてがい
2つのスパナの間にちょうど良い太さの棒などを挟み
テコの要領でスパナをつまんで管どうしを引き離す
そろりそろりと・・・
いや、意外にスルスルを抜けてくるものだ
少し抜けたら、間にかます物を次々大きい物に取り替え
徐々に抜いていく
ドライバーの柄の部分や木っ端・・何でも利用して
抜けたチューニング管の内管・・えらい汚い
これを良く観察すると
サビだけではない、グリスの古くなって
けっこう硬い
ワックス状態
それに汚れ(タンパク質か?)
それらが微妙に混ざり合って
そう、古くなってカビが生えたチーズが
更に乾燥した状態だ
どおりで熱湯で暖めた位じゃぁビクともしないワケだ
管の内側もサビチーズが奥の方まで
このサビチーズは溶剤ではあまり溶けない
やっぱり「ママレモン」
そうだ、油も水溶性の「カペカペ」も
両方に利くのはやっぱり台所洗剤

あ!お風呂で洗うとき、入浴剤の溶けたお湯は
やめた方が良いですよ
特に銀メッキ管